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11月8日生まれの有名人と今日は何の日?*365日きっかけ誕生日プレゼント*

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11月8日カズオ・イシグロ

11月8日生まれの皆さま、お誕生日おめでとうございます。

今日はどのように過ごしますか?

お誕生日の方、そうでない方も、ワクワクとした日を過ごしたいですよね?

そんなあなたに小さな小さなきっかけをプレゼントします。

 

小説家ブラム・ストーカー作 吸血鬼『ドラキュラ』

ブラム・ストーカーはどんな人?

1847年11月8日~1912年4月20日 職業:小説家
出身:アイルランド

詩・小説・児童文学・絵本(海外編)

 

小説『ドラキュラ』の作者です。

ブラム・ストーカーは、アイルランドで公務員をしていた父の子として生まれました。6人兄弟の3番目でした。大学卒業後、父親と同じ公務員になりますが、演劇に興味があり劇評を学生時代からかいていた経験を活かし文筆活動を続けます。

30歳のときに俳優のヘンリー・アーヴィング劇団の秘書になります。

43歳のときにアーヴィングの家で、ブダペスト大学の教授に出会います。教授は、小説『ドラキュラ』の登場人物のモデルになったようです。

 

図書館で、吸血鬼ドラキュラ伯爵のモデルとして知られている「ヴラド・ツェペシュ」に関する記述を見つけ、50歳のときに小説『ドラキュラ』を出版、勤めていたアーヴィング劇場で演劇化されたのを機に、小説は飛ぶように売れました。

大学の先輩であるシェリンダ・レ・ファニュ(1814年8月28日~1873年2月7日)の著作、女吸血鬼小説『カーミラ』に少なからず影響されているようです。

 

ブラム・ストーカーの子孫である、デイカー・ストーカー氏は小説、吸血鬼『ドラキュラ』が誕生した背景のブラム・ストーカーの話を映画化するそうです。公開はまだ分かりません。

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ドラキュラが苦手なもの、太陽の光、十字架、鏡、ニンニクです。

何でニンニクなんでしょう?

ニンニクには抗菌作用があり、病原菌を撃退できるという発想のようです。

ニンニクは奈良時代に中国から到来します。奈良時代、平安時代の人々が、ニンニクを食べていたというイメージはあまりないですが、栽培されていたようです。年中売られているニンニクですが、収穫は6月~8月なので、夏場にぴったりな食材です。

 

11月8日ブラム・ストーカー

 

吸血鬼は歯が命です。歯がなかったらさまになりません。

 

きっかけ:

乳歯が抜けたときのエピソードはありますか?

 

6~12歳くらいの間に乳歯から永久歯に生え変わります。人間だけでなく哺乳類に共通しています。これを「二生歯性」と言うそうです。生まれたときから数年の乳歯と生え変わった後の永久歯の2バージョンで生きるということです。

小さいときは顎が小さいので、歯の本数は少ない(20本前後)ですが、顎が出来始めると本数(32本前後)が増えます。現代人は顎が小さいので、親不知が生え始めると、顎におさまりきれず、他の歯を押し出して歯並びが悪くなってしまうので、親不知は抜いて28本の歯で生活しています。

11月8日はいい歯の日です。

語呂合わせで、11(いい)8(は)(ならび)、「いい歯並び」日本矯正歯科学会が2005年に制定しました。

 

同年の1847年生まれの人 参考

 

ロールシャッハテストのヘルマン・ロールシャッハはイケメン

ヘルマン・ロールシャッハはどんな人?

1884年11月8日~1922年4月2日 職業:精神療法家
出身:スイス

 

ロールシャッハ・テストの考案者です。

 

紙にインクを垂らし、2つに折り曲げて広げると、左右対称の模様が出来ます。それを「何に見えるか?」「どんな風に感じるのか?」直感で答える、精神テストを考案したのが、ロールシャッハです。何に見えるかが重要なのではなく、直感で答えた言語表現を分析することが目的です。

 

スイスで無名の画家で美術教師であった父親の影響もあり、幼い頃から絵を描いていることが多かったようです。幼少期のあだ名が、インクの染みという意味の「クレック」でした。

父親と同じ芸術家か科学のどちらの道を進むか迷った際に、ドイツの生物学者に進路に関する相談を手紙で送ったところ、学者の後押しもあり、精神療法家になることを目指して、精神医学の道に進みます。

27歳のときに、インクを用いた連想実験を始めるようになります。その2年後の29歳のときに、「ロールシャッハ・テスト」の精神診断学が刊行されました。

 

11月8日ヘルマン・ロールシャッハ

 

きっかけ:

出来た染みに手を加えて、ロールシャッハアートに挑戦してみませんか?

 

同年の1884年生まれの人 参考

 

 

小説『風とともに去りぬ』作者マーガレット・ミッチェル

マーガレット・ミッチェルはどんな人?

1900年11月8日~1949年8月16日 職業:小説家
出身:アメリカ

 

主婦で作家、代表作『風とともに去りぬ』の作者です。

 

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普通の主婦だったマーガレットが小説を書くことになったのは、くるぶしを骨折し寝たきり生活になったことがきっかけでした。やることがないので、気晴らしに図書館で本を借りてきてもらうよう夫に頼むと、「そんなに本が好きなら、自分で書いてみたら?」と言われたので、母親が幼少期に体験した南北戦争を舞台に創作してみることにしました。

くるぶしの骨折が完治する頃には、小説はほぼ完成しますが、その頃には創作意欲はなくなっていたようです。

 

暇つぶしに書いた物語がベストセラーになったのは、偶然の出会いからでした。

当時、アメリカ南部で有望な作家を探していた編集者がいました。マーガレットと共通の知人がいたため、アトランタに住んでいたマーガレットが案内をすることになりました。

編集者から「書いているものがあったら最初に読ませて欲しい」と言われたので、以前書いた小説を見せようか迷いました。そこで友人にその話をしたところ、「あなたが本を書いたなんてありえない」と笑われたことに腹を立て、編集者に原稿を渡しました。

編集者はベストセラーになることを確信し刊行したところ、予想通り出版とともに大ベストセラーになりました。3年後、ヴィヴィアン・リー主演で小説が映画化されました。

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きっかけ:

両親の幼少期の話をまとめてみませんか?

 

同年の1900年生まれの人 参考

 

児童文学作家 寺村輝夫の代表作

1928年11月8日~2006年5月21日 職業:児童文学作家
出身:東京都

代表作:

  • 『王さま』シリーズ
  • 『こまったさん』シリーズ
  • 『わかったさん』シリーズ

 

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児童文学に興味を持ったきっかけは、小学生のときでした。担任の先生が『日本伝説民話集』を読んでくれたときに、創作文の魅力に触れたようです。大学で、苦手な英語を克服しようと英語サークルに入ろうとしたところ、童話サークルに捕まり、入会することになり、それを気に、創作文に打ち込むようになります。

大学に行くよりも、書店でアルバイトをしつつ、物語を書いていたことの方が多かったようですが、大学を卒業し出版社に就職しました。

書店の営業、転職し、出版社に取締役、編集長、サラリーマンとして働きながら、執筆活動を続けていましたが、児童文学作家として収入が上回ったのを機に、取締役は非常勤となり、専業作家として活動を始めました。

 

同年の1928年生まれの人 参考

 

 アラン・ドロン出演の映画

1935年11月8日  職業:俳優
出身:フランス

代表作:

  • 『太陽がいっぱい』
  • 『生きる歓び』
  • 『地下室のメロディ』
  • 『黒いチューリップ』
  • 『アラン・ドロンのゾロ』

 

同年の1935年生まれ 参考

 

 ミニー・リパートンの代表曲『ラヴィン・ユー』

1947年11月8日~1979年7月12日 職業:シンガーソングライター
出身:アメリカ

 

ノーベル賞カズオ・イシグロはミュージシャンだったかも?

カズオ・イシグロさんはどんな人?

1954年11月8日  職業:小説家
出身:日本→イギリス

2017年にノーベル文学賞を受賞した小説家です。

 

代表作:

  • 『日の名残り』
  • 『忘れられた巨人』
  • 『わたしを離さないで』
  • 『浮世の画家』
  • 『わたしたちが孤児だったころ』

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長崎県で生まれ、父親の仕事の都合でイギリスに渡ります。若い頃は、ミュージシャンになりたかったようで、デモテープを試作してレコード会社に送ったりしていたそうです。

大学院に進学し先生の指導のもと小説を書き始めたのが、文学の道に進むにきっかけだったようです。影響された作品は、本よりも1950年代の日本映画、小津安二郎監督や成瀬巳喜男監督の作品だそうです。

小説『日の名残り』は1993年に、アンソニー・ホプキンス主演で映画化されました。

 

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イシグロ氏の版権を独占した早川書房はノーベル賞を見越していたのか?預言者か?すごい手腕です。

 

11月8日カズオ・イシグロ

 

きっかけ:

あなたの守護神はどんな守護神ですか?

 

カズオ・イシグロさんのインタビュー記事に書かれてあった下記の一文と11月8日生まれの有名人4人が小説家、作家だったので、TEDのある動画を思い出しました。非常に楽しい話です。

自分はそれほど飛びぬけた人間じゃない、たくさんのアイデアを持っているわけでもない ーカズオ・イシグロ

 

ベストセラーになった『食べて、祈って、恋をして』の著書、エリザベス・ギルバートの創造性をめぐるTEDのスピーチです。小説はジュリア・ロバーツ主演で、2010年に映画化されました。

 

スピーチの内容のまとめ

古代ローマやギリシャの時代には、創造性はジーニアスという精霊が気まぐれに人に創造を与えていたと考えられていた。

しかしルネッサンスがすべてを変えてしまった。合理的人文主義が誕生すると、個人の中に創造性が現れるものと考えるようになった。芸術家がジーニアスと呼ばれるようになった。

そう考えるようになってしまったために、期待へのプレッシャーが芸術家たちを苦しめている。精霊がいるなんて言っても非現実的だけど、そう考えてもよくない?

 

 

スピーチを是非、見ていただきたいのですが、この話にでてくるgeniusジーニアスは、英語辞書『ジーニアス辞典』と同じ単語です。天才と訳されることが多いですが、守護神という意味もあります。

語源は、印欧語のgen(生む)です。

 

派生する言葉として下記があります。

  • pregnant(妊娠)
  • gen(種)
  • gene(遺伝子)

『アラジン』に登場するランプの精の名前は「Genieジーニー」です。これも生むがもとになった名前だと思います。

ちょっと離れた派生は下記です。

  • origin(原点)
  • orginal(最初の)
  • genesis(起源)

エリザベス・ギルバートさん風に考えると、守護神は守護している人物に創造できる力を与え、生み出されたものがオリジナルです。

いつもそばにいてくれる守護神と、兼業で他の人の守護をしていたり、休んでいたり、遊んでいたりする守護神もおそらくいて、創りだすものすべてが傑作・ヒットという人もいれば、スランプに陥る人がいるのはそのためかと思われます。

 

 

同年の1954年生まれの人 参考

 

11月8日 今日は何の日?365日のきっかけ

刃物の日

語呂合わせで、11(いい)8(刃)岐阜県関市の岐阜県関刃物産業連合会の提案により制定されました。刃物に感謝する日として関市では刃物供養が行なわれるそうです。

信楽たぬきの日

全国各地の店先で、日頃立ちっ放しで頑張っている狸たちに感謝しようと設けられた記念日です。11月は「いい月」信楽狸の置物に備わる八つの縁起物の八相縁起から8日、信楽焼の狸の置物の産地、滋賀県甲賀市信楽町の観光協会が制定しました。

たぬきの置物を飲食店で見かけることがあります。そんなに古い習慣ではなく、昭和30年代に一人に陶芸家が制作したことに由来します。陶芸家が信楽の山奥に移住して、窯を構えてから、山中歩いていた際に、複数のたぬきが奇妙な恰好をして輪になっていたところに遭遇し、そこから着想を得たそうです。

語呂合わせもあって、たぬき(他を抜く)という意味もあり、口コミで広がり、商売繁盛の置物として知られるようになりました。

 

 

いかがでしたか?

Wikipedia情報による、11月8日が誕生日である有名人や何かの記念日をヒントにして、きっかけをつくりました。

素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見することをセレンディピティ(serendipity)というそうです。サイトをご覧になった方が素敵な偶然に出会えるかは分かりかねますが、行動したら何かが起こるかもしれません。

素敵な一日でありますように!

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