4月1日生まれの皆さま、お誕生日おめでとうございます。
今日はどのように過ごしますか?
お誕生日の方、そうでない方も、ワクワクとした日を過ごしたいですよね?
そんなあなたに小さな小さなきっかけをプレゼントします。
近代ロシア文学の祖 ニコライ・ゴーゴリ
1809年4月1日~1852年3月4日 職業:小説家・劇作家
出身:ウクライナ
近代ロシア文学作家に、影響を与えたのがニコライ・ゴーゴリです。
代表作:
- 『外套』
- 『鼻』
- 『死せる魂』
- 『断片』
- 『検視官』
父親もアマチュアの劇作家でした。
10歳の頃に弟が亡くなり、衝撃を受けます。
12歳 寄宿学校に入学し、在学中は絵画や文学に熱中し父親と同様に演劇に興味を示し、老け役などを演じるのを得意としたようです。
卒業後、俳優を目指しますが、挫折し下級官吏の職を得て、働きながら作品を発表しました。
22歳 給金の低い官吏の仕事から転職し、女学校の職を得て、生活が安定します。この時期に作家、アレクサンドル・プーシキンに出会い交友します。
27歳 発表した戯曲『検視官』で、広く知られるようになりますが、やっかみもあり、そういうものに弱かったゴーゴリはイタリアに旅立ち、次いでドイツなどで人生の大半を過ごしています。42歳で亡くなりました。
上記は、ロシアのアニメーション作家 ユーリ・ノルシュテインが1980年代から制作を続けているニコライ・ゴーゴリ原作『外套』をテーマにした(未完の)アニメーションの一部です。
同年の1809年生まれの人 参考
- 開発者 ルイ・ブライユ 1809-1852 仏
- 小説家 エドガー・アラン・ポー 1809-1849 米
- 作曲家 メンデルスゾーン 1809-1847 独
- 16代大統領 エイブラハム・リンカーン 1809-1865 米
- 生物学者 チャールズ・ダーウィン 1809-1882 英
- 小説家 ニコライ・ゴーゴリ 1809-1852 露
- 11代薩摩藩主 島津斉彬 1809-1858
セルゲイ・ラフマニノフは作曲スランプに陥ったこともある!
セルゲイ・ラフマニノフはどんな人?
1873年4月1日~1943年3月28日 職業:作曲家・ピアニスト・指揮者
出身:ロシア→アメリカ
代表曲:
- 『ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18 第1楽章』
- 『パガニーニの主題による狂詩曲作品43』
- 交響曲第3番 イ短調Op.44
- 合唱交響曲『鐘』
- 歌曲『ヴォカリーズ』
- 絵画的練習曲『音の絵』
両親ともに貴族の出身でしたが、セルゲイが生まれた頃には資産は底をついていたようです。
4歳の頃に、姉の家庭教師がセルゲイの音楽の才能に気付き、幼少期からピアノのレッスンを受けていました。しかし9歳のときに父親が破産し、両親は離婚、セルゲイは奨学金で音楽学校に入学します。
しかし12歳のときに試験で落第してしまい、学校を転校しました。
ピアノ教師の家に寄宿しながらピアノを学びました。その家には、音楽家が訪れることが多く、そこでチャイコフスキーに出会います。チャイコフスキーを尊敬していたので、作品を褒められたことを生涯の誇りとしていたようです。
ピアノ教師は、弟子たちにピアノの演奏以外の音楽に興味を持つことを禁止していましたが、ラフマニノフは作曲に興味を持っていたので、恩師と対立し、下宿先を出ます。次に、父方の伯母の嫁ぎ先の家で世話になります。ここで、従姉のナターリヤと出会います。
18歳 音楽学校のピアノ科を首席卒業します。同年に、ピアノ協奏曲第1番を完成させます。
19歳 作曲家を卒業し卒業制作で制作した曲が、翌年ポリショイ劇場で上演されます。
20歳 チャイコフスキーが亡くなり、追悼のために作曲されたのが、『悲しみの三重奏曲第2番』です。
22歳 交響曲第1番を完成させますが、演奏会は大失敗で、これにより自信喪失に陥り、作曲が出来ない期間がありました。気分を変え、ピアノの演奏会に出て、アントン・チェーホフやレフ・トルストイに出会う機会に恵まれます。トルストイ宅を訪ね、作曲した曲を披露した際に不興を買い、さらに落ち込みます。
この時期に精神科で数回診察を受け、治療から1年後、ピアノ協奏曲第2番第1楽章(ラフマニノフの代表曲)を完成させます。完成したのを機に、創作意欲も回復していきます。
29歳 従姉のナターリヤと結婚します。
44歳 十月革命が起きたことを機に、演奏旅行という名目のもと、ロシアを離れデンマークを拠点に演奏活動を行っていましたが、45歳のときにアメリカに渡ります。ピアニストとして活動を始め、移住を機に幅広いレパートリーに挑戦し、ピアニストに転身します。
1925年以降 52歳 ヨーロッパ演奏活動も再開します。
晩年は、左小指の関節痛に悩まされますが、亡くなる直前まで演奏活動をしていました。
1943年 69歳 アメリカのビバリーヒルズの自宅で、癌のため亡くなりました。
チャイコフスキーと同じくらい尊敬していたのが、劇作家のアントン・チェーホフです。チェーホフの短編小説に着想を得て作曲したのが、幻想曲『岩』です。チャイコフスキーにも褒めてもらっているので、ラフマニノフにとっては、特別な曲だったと思われます。
きっかけ:
失敗の原因を考えて再チャンレンジしてみませんか?
同年の1873年生まれの人 参考
- 実業家 小林一三 1873-1957 阪急グループ創業者
- 歌人 与謝野鉄幹 1873-1935
- 作曲家 セルゲイ・ラフマニノフ 1873-1943 ロシア
- 考古学者 ハワード・カーター 1873-1939 イギリス
- 小説家 アルフレッド・ジャリ 1873-1907 フランス
- 小説家 泉鏡花 1873-1939
林真理子の著書 代表作
1954年4月1日 職業:小説家・エッセイスト
出身:日本(山梨県)
代表作:
- 『西郷どん!』
- 『白蓮れんれん』
- 『不機嫌な果実』
- 『anego』
- 『葡萄が目にしみる』
- 『下流の宴』
実家が書店を経営していたことから、幼少期から大量の本を読んでいたそうです。大学卒業後、アルバイトをしながらコピーライター養成講座を受講しました。西友(現SEIYU)のPR雑誌編集のスタッフとして働いていたことがあり、過去にはコピーライターの新人賞を受賞されています。
28歳 エッセイストとして作家デビューし、4年後に発表した作品で、直木賞を受賞し、小説家として知られるようになりました。
2018年、NHK大河ドラマ『西郷どん!』は、林真理子さんの原作をもととしています。
同年の1954年生まれの人 参考
- シンガーソングライター 松任谷由実
- 俳優
- 小説家
- 漫画家 大友克洋
- ミュージシャン
- 板崎幸之助 (THE ALFEE)
- 高見沢俊彦 (THE ALFEE)
- エルヴィス・コステロ
- エッセイスト 檀ふみ
- 映画監督
スーザン・ボイル 「夢やぶれて」チャンスを掴んだ!
1961年4月1日 職業:歌手
出身:スコットランド
9人兄弟の末っ子として生まれ、12歳の頃から歌って、地元のアマチュア歌手でしたが、47歳のときに、イギリスの新人発掘オーディション番組で、その歌声が認められ、歌手としてデビューしました。
『レ・ミゼラブル』の「I Dreamed A Dream夢やぶれて」はいつ見ても、ちょっとウルっとなります。
同年の1961年生まれの人 参考
- お笑いタレント 上島竜兵
- 歌手 徳永英明
- 歌手 田原俊彦
- 小説家 いとうせいこう
- 歌手 スーザン・ボイル
- 俳優 高橋克実
- 俳優 エディ・マーフィ
- 俳優 ジョージ・クルーニー
- 演歌歌手 藤あや子
- 指揮者 佐渡裕
- シンガーソングライター エンヤ
- 俳優 マイケル・J・フォックス
- 脚本家 三谷幸喜
- 俳優 中井貴一
- 俳優 メグ・ライアン
4月1日 今日は何の日?365日のきっかけ
エイプリルフール
会計年度・学校年度(年度)が始まる日
日本では、この日生まれの人は「早生まれ」になります。
トレーニングの日
年度始めからトレーニングを始めようという運動啓発で、スポーツ用品メーカー・ミズノの直営店・エスポートミズノが1994年に制定しました。
いかがでしたか?
Wikipedia情報による、4月1日が誕生日である有名人や何かの記念日をヒントにして、きっかけをつくりました。
素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見することをセレンディピティ(serendipity)というそうです。サイトをご覧になった方が素敵な偶然に出会えるかは分かりかねますが、行動したら何かが起こるかもしれません。
素敵な一日でありますように!