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4月3日生まれの有名人と今日は何の日?*365日きっかけ誕生日プレゼント*

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4月3日ジェーン・グドール

4月3日生まれの皆さま、お誕生日おめでとうございます。

今日はどのように過ごしますか?

お誕生日の方、そうでない方も、ワクワクとした日を過ごしたいですよね?

そんなあなたに小さな小さなきっかけをプレゼントします。

 

チンパンジー研究 ジェーン・グドール博士

人間は道具を使える!?

イギリスの評論家カーライルは、「人間は道具を使う動物である」という言葉を残しています。かつて、人間と動物の違いについて、道具を作れるか、使えるかが焦点になっていました。

人間の祖先であるネアンデルタール人は、石と石をぶつけ合わせ、一番いい角度に割って、鋭く切れる尖頭器という刃物を素手で作っていた、職人技を持ち合わせていました。より良い道具をカスタマイズできるのは、言葉よりも前に存在する生存本能でしょうか。

道具というとトンカチやのこぎりを想像するかもしれませんが、チンパンジーは、食べるために、一番いい木を探したり、穴のなかに入れやすいよう周りの小枝を落とすなどカスタマイズすることが出来ます。彼らにとって、木の枝は道具です。

これはチンパンジーのような霊長類だけでなく、ハチミツをとるために必死なクマや貝を食べたいラッコもそうですよね?ラッコは打ちやすい石を密かに確保しています。生存のために道具が必要になれば、人間以外の動物も道具をつくり、使うことが出来るということですね。

 

博士が考える、猿人類と人間の違い

動画のなかで博士は、京都大学霊長類研究所にいるチンパジー、アイについて触れています。アイはチンパンジーのなかでも、最も高い知性を持っており、パソコンを使って問題を解くのが好き、人間よりも操作は遥かに早く、心優しく、気遣うことも出来ると紹介しています。

かつて言われていた「道具を作れるか、使えるか」や「高い知性」「他者への思いやり」などで、人間とそれ以外の動物の違いを語ることは出来ず、その違いはかなり曖昧なものになっており、唯一の違いは「高度な言葉」で、言葉は自分たちの力で世界を変えることが出来る道具だとお話されています。

 

TEDのスピーチがとてもよかったので、お時間があったら是非見て下さい。

 

ジェーン・グドールはどんな人?

1934年4月3日  職業:動物行動学者・霊長類学者・人類学者

 

プライベートスクールを卒業後、幼少の頃から夢であったアフリカへ行くために資金を稼ぐために、オックスフォード大学の秘書として働き、ドキュメンタリー制作会社でも兼業していました。

霊長類研究で大家であった、ルイス・リーキー博士と出会い、秘書として働き、タンザニアでチンパンジー研究を開始して、研究成果をだします。

しかし他の研究者からは、正規の大学教育を受けていないグドール博士を冷ややかな対応だったため、リーキー博士が基金を設立して、ケンブリッジ大学に進学させ、博士号を取得させた話です。

大学を卒業しているかで態度が変わるなんて…それこそ人間だけですね。

 

4月3日 ジェーン・グドール

 

きっかけ:

よく使う道具は何ですか?

 

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同年の1934年生まれの人 参考

 

『14ひき』ねずみシリーズのいわむらかずおの絵本

1939年4月3日  職業:絵本作家
出身:日本(東京都)

代表作:

  • 『14ひき』シリーズ
  • 『ふうとはな』シリーズ
  • 『ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ』
  • 『りんごがひとつ』

 

 

同年の1939年生まれの人 参考

 

アレック・ボールドウィン出演の映画作品

1958年4月3日 職業:俳優・プロデューサー・司会者
出身:アメリカ

代表作:

  • 『ブルージャスミン』
  • 『アリスのままで』
  • 『ボンジュール、アン』
  • 『恋するベーカリー』
  • 『私の中のあなた』
  • 『アビエイター』

 

同年の1958年生まれの人 参考

 

エディ・マーフィ出演の映画作品

1961年4月3日  職業:コメディアン・俳優・歌手
出身:アメリカ

代表作:

  • 『ドクター・ドリトル』シリーズ
  • 『ドリームガールズ』
  • 『ビバリーヒルズ・コップ』シリーズ
  • 『ナッティ・プロフェッサー』シリーズ
  • 『星の王子 ニューヨークへ行く』

同年の1961年生まれの人 参考

 

4月3日 今日は何の日?365日のきっかけ

いんげん豆の日

いんげん豆を日本にもたらしたとされる隠元隆琦(いんげん りゅうき)が延宝元年4月3日(1673年5月19日)に亡くなったことに因みます。

いんげん豆が由来するのであれば、「さやいんげん」も隠元隆琦 禅師に由来するのでしょう。野菜の名前で個人名がついているのは珍しいですよね?

「さやいんげん」「さやえんどう=絹さや」の違いは形状で、棒状か平べったいかの違いで分かるのですが、いんげん豆はさやいんげんの収穫時期に豆を乾燥した、同じものだと思っていました。若いさやのときに食べる品種と種子を食べるものでは、品種が異なるようです。

いんげん豆は南アメリカが原産で、コロンブスがヨーロッパに持ち帰り、品種改良が重ねられ、ヨーロッパ経由で中国に渡り、隠元隆琦が日本に持ち込んだと言われています。
隠元隆琦が持ち込んだのは、フジマメという品種という説もあり、地域によって呼び方も若干異なるようです。

さやいんげんの料理レシピは、胡麻和え、天ぷら、彩に刻んで上にのせるくらい、いんげん豆に関しては、煮豆?それ以上に思い浮かぶものがありませんが、ヨーロッパ、特にフランスでは白いんげん豆を使ったカスレ風という伝統的な郷土料理は、メインの食材として使われています。いんげん豆も主役になるんだな…

 

隠元隆琦(いんげん りゅうき)はどんな人?

1592年12月7日~1673年5月19日 職業:僧侶

中国福建省福州府で生まれ、10歳から16歳くらいに出家して仏の道に入ろうとしました。そして消息不明になった父親を捜そうと考えたようです。夫が所在不明、息子もいない状態を不安に思った母親は出家を反対したようです。それでも、21歳のときに消息不明の父親が捜しにでたようですが、再会は出来なかったようです。

1年後の23歳のときにお寺に住み込み、雑用などをしていたようです。正式に、僧侶として受け入れられたのは29歳の頃で、地元の萬福寺で僧侶となるための出家の儀式が行われました。

35歳の頃に、師匠から僧侶としてその道を極めた一人前として認められます。他の弟子は退山しますが、隠元はそのまま残り、長年に渡り、黄檗山萬福寺の住職をしていました。

63歳のときに、日本から招かれたことに応じ、20名の弟子を伴って1654年に来日しました。招かれた理由は、長崎の寺の住職の職に空席がでて、隠元にお声がかかったようです。1654年は江戸時代初期(4代将軍、家綱の時代)です。最初は弟子を派遣していましたが、船が座礁して亡くなった人がいたことから、やむを得ず渡ることを決意したようです。

当初3年で帰国する予定で、中国からも帰国を促す要請は来ていたようですが、京都宇治に新しい寺を開創することを決め、日本に残りました。故郷を忘れないために、住職として働いていた、黄檗山萬福寺という名前をそのまま名付けました。

萬福寺は伽藍建築、中国の明朝様式です。隠元禅師が来日したことにより、中国からもたらされたものとして、いんげん豆以外にも、西瓜(スイカ)、蓮根、孟宗竹(モウソウチク)=タケノコなどが、入ってきたと言われています。西瓜も蓮根ももっと以前から食べられていたイメージありました。

 

また食べ物以外には、煎茶、普茶料理文化です。そのため隠元隆琦は煎茶道の開祖とも言われています。

精進料理は鎌倉時代くらいからあったと言われていますが、普茶料理(ふちゃりょうり)は聞き慣れない料理名ですよね?

精進料理は肉や魚などの動物性たんぱく質を使わず、野菜を使った食事ですが、普茶料理は、基本的には精進料理と同じで、それ以外に植物油(ゴマ油)を使うので、揚げたりすることにより、より肉に近い食感を楽しめる調理法が可能です。簡素な精進料理よりもボリューミーで豪華に感じるだけでなく、油を適度にとれるので栄養面でも優れています。

また盛り付け方も膳にのせられた精進料理とは異なり、大皿にのせて料理人が配り分けるのが特徴です。

宇治という場所柄もあって、皇族や各地の大名、多くの商人が、隠元のもとを訪れ、競うように帰依していたようで、普茶料理はもてなしの料理として喜ばれていたようです。

 

萬福寺の住職をしていたのは3年で、それ以降は弟子に譲り隠居、日本に来日してから、18年後の81歳で亡くなりました。

ペルー日本友好の日

1899年4月3日。日本人移民790人が佐倉丸でペルーのアンコン港に上陸したことに因み、ペルー政府が1989年8月20日に制定しました。

日本橋開通記念日

1911年4月3日、東京都中央区にある日本橋が木橋から石橋に架け替えられたことに因みます。

シーサーの日

語呂合わせ、4 (シー)3(サー)で、シーサーの日です。

 

いかがでしたか?

Wikipedia情報による、4月3日が誕生日である有名人や何かの記念日をヒントにして、きっかけをつくりました。

素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見することをセレンディピティ(serendipity)というそうです。サイトをご覧になった方が素敵な偶然に出会えるかは分かりかねますが、行動したら何かが起こるかもしれません。

素敵な一日でありますように!

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