3月2日生まれの有名人と今日は何の日？＊365日きっかけ誕生日プレゼント＊

3月2日生まれの皆さま、お誕生日おめでとうございます。

今日はどのように過ごしますか？

お誕生日の方、そうでない方も、ワクワクとした日を過ごしたいですよね？

そんなあなたに小さな小さなきっかけをプレゼントします。

ベドルジハ・スメタナ代表曲　『わが祖国　モルダウ』

スメタナは19世紀にチェコで音楽家として活動しましたが、曲が知られるようになったのは、晩年でした。

代表曲：

管弦楽曲　交響詩『わが祖国　第2曲「ヴルタヴァ」（モルダウ）』
管弦楽曲　交響詩『わが祖国　第4曲「ボヘミア」』
歌劇『売られた花嫁』
室内楽曲　弦楽四重奏曲第1番ホ短調『わが生涯』

同時代に活躍した音楽家は、

5歳年上の　フランツ・フォン・スッペ　1819-1985 オーストリア
5歳年上の　オッフェンバック　1819-1880 ドイツ
スメタナ　1824-1884　チェコ
同年の　アントン・ブルックナー　1824-1896　オーストリア
1歳年下の　ヨハン・シュトラウス二世　1825-1899 オーストリア

音楽家

ベドルジハ・スメタナはどんな人？

1824年3月2日～1884年5月12日　職業：作曲家・指揮者・ピアニスト
出身：チェコ

スメタナの父親はビールの醸造業を営み、ヴァイオリン演奏が趣味で、就業後に友人たちと弦楽四重奏を楽しんでいたようです。スメタナはそんな父親に影響され、幼い頃からヴァイオリンを学びました。

そのうちピアノも本格的に習い、6歳のときには公共の場で演奏会デビューし、8歳のときには作曲をしています。

11歳のときに父親が商いから第一線を退き、農場へ移住します。転校した学校に馴染めず、カトリック修道会学校に転校し、そこでの友人との出会いに刺激を受け、大学に進学をすることを決めます。しかし地方出身のスメタナはクラスに馴染めず、学校に行かないでコンサートやオペラに通い、独学で作曲をして、アマチュアの弦楽四重奏に参加していました。

リストが音楽家を目指すきっかけ

学校にも行かないでフラフラしているときに、フランツ・リストのピアノリサイタルでリストの演奏を聴いて音楽家の道を目指すことを決めます。

父親に学校に行っていないことがバレてしまい、実家に連れ戻されてしまいます。従兄が、修道学校で教師をしていたので、面倒を見ることを申し出でくれましたが、父親は貯蓄をほぼ使い果たしており、音楽家になることに賛成はしてくれましたが、金銭的に支援は出来ない状態でした。

3年間、貴族宅の子どもたちのピアノ教師や室内楽の伴奏者として生計を立てながら、作曲法を学びます。

24歳のときに結婚し、4人の娘に恵まれますが、長女と次女、四女は幼少期に亡くなっています。

26歳のときに、常任宮廷ピアニストの仕事に就き、ピアノ学校で教室をしながら、さらに作曲に打ち込むようになります。

晩年まで作曲家として認められなかった

晩年は両耳を失聴し、脳出血による目眩やけいれん、鬱や不眠、幻覚症状に悩まされ、そのなかでも作曲し続け、60歳で亡くなりました。スメタナが作曲家として認められるようになったのは、亡くなる数年前のことです。

スメタナの若い頃、チェコは混乱期で、オーストリア支配下であったため、プラハの至るところで独立運動が起こっていました。スメタナは独立運動を支持し、作曲家として「チェコ国民の音楽」として親しまれる音楽を発表しました。

しかし幼少期からドイツ語による教育しか受けていなかったので、母国語のチェコ語を話すことが出来ず、30代後半になってから必要に迫られて、チェコ語の勉強を始め、流暢に話せるようになりました。