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6月14日生まれの有名人と今日は何の日?*365日きっかけ誕生日プレゼント*

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6月14日川端康成

6月14日生まれの皆さま、お誕生日おめでとうございます。

今日はどのように過ごしますか?

お誕生日の方、そうでない方も、ワクワクとした日を過ごしたいですよね?

そんなあなたに小さな小さなきっかけをプレゼントします。

 

ABO式血液型発見者カール・ランドシュタイナー

1868年6月14日〜1943年6月26日 職業:医学者
出身:オーストリア

ABO式血液型を発見し1930年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

血液型と性格の関係性について迷信だと言われていましたが、近年の研究では、医学的に関係があります。血液型によって免疫力が異なり、かかりやすい病気があることが分かりました。その結果、社会的な役割や生活スタイルに影響するのではないか?と考えられています。

では、両親から受け継いだDNAはどのくらい左右するのか?というと、死因に関わってくる遺伝的要因は25%、残りの75%は生活習慣で変わります。遺伝的にかかりやすい病気も生活習慣でかからない可能性が高いということです。

近年、推奨されている「ビヘイビアヘルス」は、健康を維持するための行動を考え、病気を予防するという意味です。予防する方法として言われているのは「運動習慣」「食習慣」「睡眠」の3つを見直すことです。

6月14日はカール・ランドシュタイナーの誕生日に因み、世界献血者デーでもあります。

 

きっかけ:

血液型診断で合っているなと思うことは何ですか?

日本で血液型診断、血液型あるあるの火付け役になった能見正比古さんを知りたい方は、こちらをご覧ください。

7月18日生まれの有名人と今日は何の日?*365日きっかけ誕生日プレゼント*

 

同時代のオーストリア出身者参考

 

同年の1868年生まれの人 参考

 

川端康成は面倒見が良くて新人発掘のプロ!

幼少期に肉親が相次いで亡くなり、自身も体が丈夫ではなかったものの、特に病気もなく、(盲腸はあり)72歳まで生きられたことはすごいことだと思います。

 

川端康成はどんな人?

1899年6月14日〜1972年4月16日 職業:小説家・文芸評論家
出身:日本(大阪府)

日本人初のノーベル文学賞を1968 年に受賞しました。新人作家の発掘の名人ともいわれていて、若い作家の才能を伸ばし、助言や支援をしていたとても面倒見のいい人で知られています。

 

代表作:

  • 『伊豆の踊子』
  • 『雪国』
  • 『山の音』
  • 『眠れる美女』
  • 『古都』

 

同時代に活躍した小説家 参考

詩・小説・児童文学・絵本(日本)

 

父親は開業医でしたが、康成が2歳になる前に他界、母親も翌年に病気で他界、父方の祖父母に育てられました。川端家は700年続いている家門で大地主でありましたが、祖父の代で事業が失敗し、財産の大半は失っていたため、4歳年上の姉は引き取ることが出来ず、母親の妹の家に引き取られたそうです。その姉も13歳で早死にしています。

2歳のときに引き取られた康成にとって祖母は母親のような存在であったはずですが、その祖母も小学校に入学した年に他界、以降は祖父との2人暮らしになりました。一人で子育てをするおじいさんは本当に大変だったと思います。

ご家族が虚弱体質なのが関係しているのかは分かりかねますが、康成も幼少期から調子が悪く、学校は休みがちでした。しかし成績は優秀で、特に作文は同級生からみても、群を抜いていたと言われています。康成は絵が得意であったため、小学生のときの将来の夢は画家になることだったそうです。

毎日、汁物と梅干とご飯という粗食だったのがよかったのか?中学校に入学すると、家から6㎞離れていたため、徒歩での通学により体が丈夫になります。2年生の頃には、作家になることを夢見て、文芸雑誌を読み始めていたようです。

3年生のときに祖父が他界、母方の縁者に引き取られますが、学校に通うのが大変だったこともあり寄宿舎に入ります。

成績が徐々に落ちていたことから、希望する学校に入るのは難しいと教師から忠告されますが、母方の遠い縁者を頼り上京し、居候をしながら予備校に通い進学します。高校卒業後は、大学の英文科に進学します。この頃、友人と一緒に同人誌の発行を企画し、先輩の菊地寛が発行していた雑誌を引き継ぐカタチで発行することが決まります。

20歳、よく行くカフェで給仕をしていた7つ年下女性と出会い、お互いの境遇が似ていたことから、通じるものがあって、結婚の約束をします。しかし女性の気持ちが徐々に離れていってしまい、2年後には婚約が破談になります。13歳~15歳で結婚はピンとはこないですよね…

女性からの一方的な別れに、康成は納得がいかず、女性が別の男性と結婚してしまったあともだいぶ思い出すことはあったようです。この体験をもとに、創作された作品を発表し、23歳くらいから文壇デビューを果たします。また雑誌に文芸評論を寄稿していたので、仕事はありましたが、勉学はおろそかになり、ほとんど講義にも出席していなかったため、単位がとれず、英文科から国文科に転科します。

24歳 関東大震災が発生、下宿先の文京区で被災します。

25歳 1年延長生にはなりましたが、大学を卒業し、仲間とともに雑誌を創刊し、小説家として邁進するようになりました。

27歳 『伊豆の踊り子』発表

この頃、お世話になっていたお宅に住み込みで働いていた女性と親しくなり、そのまま同棲、32歳のときに正式に結婚しました。女性が数回流産してしまったことから、養女をむかえました。

46歳 第二次世界大戦中に志賀直哉の推薦で、報道記者になり、鹿児島駐屯地で取材をしました。

69歳 ノーベル文学賞を受賞しました。

報道陣からの質問に、「運がよかった、翻訳者のおかげです。三島由紀夫君が若すぎたおかげです」など、とても謙虚な答えだったそうです。

70歳 26歳年下の三島由紀夫が自決

72歳 永眠

身内、親しい友人や作家仲間をずっと見送らなければならない境遇など、ご本人にしか分からない悩みを抱えていたとは思いますが、睡眠薬を常時飲まなければならないほど安眠が出来ていなかった、中毒症状があったと言われています。遺書などはなく突然の死でした。

 

6月14日川端康成

 

きっかけ:

にらめっこしてみませんか?

康成は、人の顔をじっと黙ったまま見つめてしまう癖をもっていたようで、見つめられたほうはどうしていいのか分からず怖いというエピソードがWikipediaに沢山ありました。この話を読んで、うつ病だったのかな…と思いました。面白い変顔をして返したら、意外と反応があったかもしれません。それで大笑い出来たら、お互い気持ちがほっとしますよね。

http://www.kawabata-kinenkai.org/

 

同年の1899年生まれの人たち 参考

 

女性報道カメラマン マーガレット・バーク・ホワイト

1904年6月14日~1971年8月27日 職業:報道カメラマン
出身:アメリカ

女性報道カメラマンの草分け的存在として知られています。怖いもの知らずで、高いところからの撮影、戦後の途上国での撮影など、写真は雑誌『Life』の表紙に使われました。

 

若い頃からハイセンスな版画家 駒井哲郎

西洋及び日本の画家の大まかな流れと代表的な画家一覧は下記です。日本で活動はしていませんが、明日お誕生日のジミー・ツトム・ミリキタニが同じ年に生まれています。

日本美術

西洋美術

 

駒井哲郎はどんな人?

1920年6月14日〜1976年11月20日 職業:版画家
出身:日本(東京都)

中学生の頃にミレーの版画を見たのをきっかけに日曜日に版画を習いに行っていたという、ハイセンスな趣味の持ち主でした。

 

https://pin.it/p57wrggsl5j2t3

 

現在の東京芸大で油画科で学び、34歳からパリの美術学校でビュランの技法を学びました。43歳から母校で講師を勤め、52歳で大学教授に就任しています。就任した年が平山郁夫さんとほぼ同じです。

生涯にわたり一貫してエッチングを制作し、モノクロの世界を表現し続けました。作風は、パウル・クレーの影響が濃く、抽象的、幻想的なものが多いです。日本美術のなかで、ちょっとマイナーであった銅版画を普及したことで知られています。

同じく版画家の長谷川潔さん(29歳年上)はフランスでメゾチントと呼ばれる古い版画技法を復活させ、帰国することもなくフランスで一生を終えました。活動期間が被るので、こちらもご参考。

 

同年の1920年生まれの人 参考

 

「35年間、不眠症。」椎名誠 睡眠障害を告白

1944年6月14日 職業:作家・写真家
出身:日本(東京都)

代表作:

  • 『岳物語』
  • 『白い手』
  • 『哀愁の町に霧が降るのだ』
  • 『さらば国分寺書店のオババ』

 

5人兄弟の三男として生まれ、12歳のときに公認会計士の父親が他界。

「父親が亡くなったらグレないといけないという変な使命感」から不良を目指していた時期があるそうですが、中学と高校卒業しています。

大学で写真学科に在籍していましたが、友人の車に同乗中に事故で重傷を負い、大学を中退します。何がきっかけだったのかは分かりませんが、演劇学校の脚本の勉強を始めました。

22歳 専門誌の雑誌編集社に入社し、編集を担当

23歳 結婚

35歳 『さらば国分寺書店のオババ』作家デビュー

本は売れていましたが、子どもがいたため、すぐに会社を辞める気にはなれなかったそうです。

「辞めようと思うんだけど」と奥さんに相談すると、「今の時代は、飢え死にすることはないから、いいんじゃない。人生はお金じゃないし」と言ってもらえたのを機に翌年、会社を退職して独立しました。

 

2014年に出版された『ぼくは眠れない』の帯が、「35年間、不眠症。」というものでした。

ビール好きでも知られており、アルコールが睡眠導入剤なのかな…?と思いますが、アルコールを分解するのに体を使うので、残念ながら、眠くはなりますが安眠が出来ません。トイレにも行きたくなるので、途中で起きて、さらに眠りが浅くなるという傾向にあります。

日本人の働く世代の大半は睡眠が足りていない、5人1人は睡眠障害というデータもあるので、体は疲れているのに寝られない、日中頭がすっきりしないという人が多いです。

いい睡眠がとれないと脳疲労が起こり、日中ダルイ、何をしてもダルイという疲労感が抜けないので、睡眠は意外と大事です。

35年以上不眠が続いても、健康で過ごせるのは、椎名誠さんの場合、筋トレが日課というのが、やっぱり違うのかと思います。

幸福ホルモン「オキシトシン」のように、筋トレを行うことにより「マイオカイン」という健康ホルモンが分泌されます。このホルモンが分泌されることにより、認知機能が改善されたり、脳細胞が活性化されたりするそうです。

 

きっかけ:

いい睡眠をとれていますか?

 

http://www.shiina-tabi-bungakukan.com/bungakukan/

 

同年の1944年生まれの人 参考

 

 

6月14日 今日は何の日?365日のきっかけ

五輪旗制定記念日

1914年の6月14日に、五輪のオリンピック大会旗が制定されたことを記念した日です。

五輪の意味はヨーロッパ、南北アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアの五大陸と、相互の連携で輪がつながっています。

仏教用語で五輪は、万物を構成する「地・水・火・風・空」です。

世界献血者デー

ABO式血液型を発見した生物学者・カール・ラントシュタイナーの1868年の誕生日を記念して、国際赤十字・赤新月社連盟、世界献血団体連盟、国際輸血学会が2004年に制定しました。

 

 

いかがでしたか?

Wikipedia情報による、6月14日が誕生日である有名人や何かの記念日をヒントにして、きっかけをつくりました。

素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見することをセレンディピティ(serendipity)というそうです。サイトをご覧になった方が素敵な偶然に出会えるかは分かりかねますが、行動したら何かが起こるかもしれません。

素敵な一日でありますように!

 

 

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