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2月25日生まれの有名人と今日は何の日?*365日きっかけ誕生日プレゼント*

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2月25日ルノワール

2月25日生まれの皆さま、お誕生日おめでとうございます。

今日はどのように過ごしますか?

お誕生日の方、そうでない方も、ワクワクとした日を過ごしたいですよね?

そんなあなたに小さな小さなきっかけをプレゼントします。

 

ルノワールは画家でなかったら音楽家になっていたかも!?

ピエール・オーギュスト・ルノワールはどんな人?

1841年2月25日~1919年12月3日 職業:画家
出身:フランス

印象派、及び後期はポスト印象派を代表する画家です。

 

同時代の芸術家で年齢が近いのは、

西洋美術

 

ルノワールの父親は仕立て屋、母はお針子、7人兄弟の6番目(兄2人、姉1人、弟1人、2人早世)の子どもとして生まれました。

ルノワールが3歳のときにパリに移住し、幼少の頃はシャルル・グノーが率いる聖歌隊に所属し、声楽を学びました。ルノワールは歌手として才能が高く評価され、グノーからオペラ座の合唱団に入ることを提案されます。

しかし、家計が厳しかったこともあり、ちょうど父親の知人と陶器工場の徒弟として雇いたいという申し出があったので、合唱団へのお誘いを断り、同時に聖歌隊も辞めています。合唱団に入っていたら画家になることもなく、もしかしたら歌手になっていたか、音楽家になっていたかもしれませんね。

 

13歳 絵付け職人の見習いを始めますが、4年後、絵付けのプリントの技術が発明されたことにより失業し、扇子の装飾の仕事、メダル制作の紋章描き、窓の日よけの装飾、カフェの壁の装飾など、様々な仕事に就いています。(わりと何でもすぐに出来てしまうタイプか、手先が器用だったんでしょうね…)

しかしその仕事のなかで、18世紀のロココ絵画に興味を持ったのがきっかけで、絵画に興味をもつようになります。仕事の合間に無料のデッサン学校に通い、ルーブル美術館で模写の許可を得て、ルーベンスや、フラゴナールを好んで模写しました。

 

20歳 画家になることを決意し画塾に入ります。そこで、モネシスレー、バジールなどの後に印象派と呼ばれる画家たちと出会います。21歳になると、併行して美術学校に入り、本格的にデッサンや解剖学などを学びます、

 

22歳~30歳くらい

22歳のときにサロンに応募しますが、落選します。1年後、画塾の先生と弟子として応募し、初入選を果たします。

ルノワールが経済的に困っていることを知ったシスレーが父親に頼んで肖像画を依頼してもらったり、妻の肖像画をお願いしたり、シスレーと妻2人セットの絵を描いてもらったり、裕福な家に生まれた画家バジールが助けてくれたりして、肖像画などの仕事をしながら、サロンに出品し続けました。絵の題材のモデルが多かったのは、7歳年下の恋人、リーズ・トレオです。

 

30歳 普仏戦争が勃発したため動員され、ルノワールは騎兵部隊に配属されます。翌年には解除されますが、赤痢にかかり生死の境をさまようような経験をします。

パリに戻りますが、戦いの真っ只中であったため、セーヌ岸辺で、絵を描いていたところに、兵士からスパイと勘違いされ逮捕されます。連行される途中、たまたま知り合いだったパリ警視総監が通りがかり、身元が判明したため釈放されます。この戦で友人のバジールが戦死します。

 

31歳~34歳

再びサロンへの応募を始めます。しかし落選続きで、批判的な批評が続きます。しかし、ドガが友人に絵を勧めて、絵を購入してくれたりしたので、収入は得られていました。

ドガをはじめ画家仲間が、「ルノワールの絵いいよ~」と周りの人にPRしてくれたおかげで、愛好家が徐々に増えていきました。PRしてくれとルノワールが頼んだというよりも、非常に性格が良かったようなので、ルノワールの作品が認められるよう、何とかしてあげたいという気持ちにさせてしまう人なのかもしれません。

因みに、交際していたリーズ・トレオは、ルノワールとは異なる人と結婚することになったときも、ルノワールはお祝いに肖像画を贈っています。

エピソードとして、肖像画を描いて収入を得ていたときに、依頼主から受け取りを拒否をされたことがありました。理由は描かれた依頼主の娘の服が普段と異なったタイプの服だったようです。肖像画だとしても、見たものをそのまま描いているわけではなく、服とか微妙な部分は、ルノワールの好みで描かれていたということになると思います。

 

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33歳 第一回印象派展が開催されました。展覧会の仕切りをルノワールは任され、展覧会のカタログは、弟エドモンが制作しています。頑張って仕切り役もして、7点も出品したにもかかわらず、第一回の印象派展は、評論家及び、来場者から厳しい酷評を浴びせられます。

 

34歳~35歳

第2回、2回印象派展が開催され、競売会で絵が売れ始めます。このおかげで、まとまった収入が得られたため、モンマルトルにアトリエを借りることが出来ます。

 

49歳 18歳年下のアリーヌと結婚し3人の息子に恵まれます。以降は、子供たちをモデルに成長記録のように絵を描きました。

のちに、長男ピエールは俳優、次男ジャンは映画監督、三男クロードはテレビ制作に関わり、晩年は父親が描いた絵画の管理をして暮らしました。孫(長男ピエールの息子)はカメラマンになっており、視覚伝達に関わる仕事に就いた人が多いと言えるかもしれません。

 

62歳~78歳

晩年はリューマチに苦しみ、温暖なところで過ごしたいと、モナコに近いカーニュに別荘を買い過ごしました。別荘はルノワール美術館になっています。

69歳頃から歩くことが出来なくなり、車椅子の生活でしたが、若手の画家、ボナールマティスピカソなどが毎日訪れ、退屈しなかったようです。また、マイヨールがルノワールの銅像を制作したことをきっかけに、彫刻に興味を持ち、彫刻作品も作るようになりました。

78歳で亡くなる死の数時間前でも、絵を描くために筆とパレットを用意するよう息子に言ったようです。次男ジャンの話によると、「ようやく何か分かりかけたような気がする」とつぶやいたのが最後でした。

葛飾北斎も似たようなことを言っているので、偉大な画家でも絵師でも、分かるのは最後みたいです。

 

2月25日 ピエール・オーギュスト・ルノワール

 

きっかけ:

応援したい人はどんな人ですか?

 

ルノワールを題材にした映画『ルノワール 陽だまりの裸婦』は、2012年に公開されました。映画では『浴女たち』というタイトルの絵が題材になっています。

 

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絵が着想になっている話で、もう一つ。

『田舎のダンス(or田舎のホール)』という絵があります。この絵は踊っている男女がメインで、よーく見ると踊っているカップルを覗いている女性がいます。

絵は知っていましたが、覗いている女性がいることは全く気付きませんでした。家族がはまっている韓国ドラマで、『彼女はキレイだった』というタイトルのドラマがあります。『田舎のダンス』がでてくるシーンでそのことに触れているのをたまたま見て知りましたが、見ているようで見ていないものが多いなぁ…とはっとするような出来ごとでした。

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同年の1841年生まれの人 参考

 

ヘレン・バンナーマン 代表作『ちびくろサンボ』

1862年2月25日~1946年10月13日 職業:児童文学作家・絵本作家
出身:スコットランド

 

代表作:

『ちびくろサンボ』

 

製紙会社を営む裕福な家の7人兄弟の4番目の子どもとして生まれます。イギリスの軍医である男性と結婚を機に赴任地のインドに30年間暮らし、子ども4人を育てています。

インドに滞在中に、子どもたちのために絵本を書いたのが始まりです。

「サンボ」と言う言葉が、人種差別とされ問題作として扱われることが多いですが、子どもの利巧さや発想や知恵の話です。

主人公の名前が変更されたり、両親の名前がインド人であるサンボさんが、サンボバージョンのまま発行しているケースもあり、国によって見方は異なります。

 

同年の1862年生まれの人 参考

 

長谷川義史の絵本

1961年2月25日 職業:イラストレーター・絵本作家
出身:日本(大阪府)

代表作:

  • 『いいからいいから』
  • 『へいわってすてきだね』
  • 『おへそのあな』
  • 『おかあちゃんがつくったる』
  • 『じゃがいもポテトくん』

 

2月25日 今日は何の日?365日のきっかけ

夕刊紙の日

1969年2月25日、日本初の駅売り専門の夕刊紙『夕刊フジ』が創刊したことに因みます。

毎年2月25日は、日本全国のほとんどの国立大学で2次試験(前期)が開催されいます。

 

いかがでしたか?

Wikipedia情報による、2月25日が誕生日である有名人や何かの記念日をヒントにして、きっかけをつくりました。

素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見することをセレンディピティ(serendipity)というそうです。サイトをご覧になった方が素敵な偶然に出会えるかは分かりかねますが、行動したら何かが起こるかもしれません。

素敵な一日でありますように!

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