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5月23日生まれの有名人と今日は何の日?*365日きっかけ誕生日プレゼント*

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5月23日カール・フォン・リンネ

5月23日生まれの皆さま、お誕生日おめでとうございます。

今日はどのように過ごしますか?

お誕生日の方、そうでない方も、ワクワクとした日を過ごしたいですよね?

そんなあなたに小さな小さなきっかけをプレゼントします。

 

自然体系をつくったカール・フォン・リンネの業績

息子も同じ名前、カール・フォン・リンネなので、名前の区別をつけるために、父親を大リンネ、息子を小リンネと表記されています。(大とか小とか、トトロみたいな言い方が面白いな…)

本日が誕生日なのは、大リンネです。

 

それまで知られていた動植物について情報を整理&分類し、『自然の体系』という著書を発表しました。そのため「分類学の父」と呼ばれています。

ちょっとピンとはこないと思いますが、それまでの動植物名というのは、国よってバラバラでした。規則を作って命名する「学名」を考案したのがリンネです。植物の学名を見て後ろの方に「リンネとかL.」とついていたら、リンネが命名したという意味です。

 

カール・フォン・リンネはどんな人?

1707年5月23日~1778年1月10日 職業:博物学者・生物学者・植物学者
出身:スウェーデン

父親は牧師で、植物好きで園芸愛好家でした。あまりにも植物が好きで、「インゲマション」という姓から、セイヨウボダイジュを意味するスウェーデン語でリンド→「リネウス」に変えてしまったというツワモノです。リンネという名前は、カールが「リネウス」から「リンネ」に改姓しました。音が「輪廻」をイメージするので、いいですね。

 

そんな植物好きの父親をもったリンネは、幼少期からとにかく植物に興味を示し、植物を指しては父親に「これは何?」と名前を聞くことが日課でした。しかしあまりの質問量に、父親は疲れ、「次、同じことを聞いたら、もう教えてあげない」と言われたことをきっかけに、(お父さん、大人気ない…)とにかく植物の名前を必死に覚えるようになったそうです。

20代前半から、スウェーデンの地方を調査し、植物を観察、大量の植物の名前を覚えることが出来ました。

28歳、植物学者としてスキルアップするために、オランダに渡り、研究に没頭するようになりました。そこで、オランダ東インド会社(世界初の株式会社です)で総監督をしていた銀行家の別荘で、住み込みの庭園管者に雇われ、働くことになりました。表向きはそういう職業ですが、別邸で研究していいよ!という意味ですね。

当時のオランダでは、医学と植物学の関連は深く、植物から薬草が出来るので、医学の一つとして考えられていたので、植物学者はいい待遇でした。

その間にリンネは研究に没頭し、3年間で8冊もの書籍を発表しました。その一つが、『自然の体系』です。

 

日本の植物を何故、知っていた?

リンネの「植物の種」第一版やその後の著作の中で、多くの日本の植物に学名付きで記載されています。1700年代は江戸時代中期です。鎖国されていた日本の植物をどうやって知ったのか?

1690年 から2年間日本に駐在したドイツ人医師ケンペルが、植物の写生を行い持ち帰ったのと、リンネの弟子であるツュンベリーがオランダ商館の医師として赴任していることは分かっています。

リンネは外国語の習得は得意ではなかったので、学生を育て世界各地に送り出しました。名目は医師ですが、植物の調査し標本を収集し、情報を収集しました。

 

昨日の5月22日は、日本の植物学の父である牧野富太郎のお誕生日でした。この2人の共通点は、「植物が異常に好きで、自然のものを集めた」ことです。

牧野富太郎は、生活苦から集めた標本を海外の研究機関に売却しようと考えた際に、新聞に「国の宝が国外に渡ってしまうのは国辱である」というような内容の記事がでました。それを見た資産家が支援してくれたので、研究が続けられました。

その話で思ったのは、江戸時代に日本の植物標本が海外に意外と流出していた!…ということです。江戸末期に長崎にやって来たシーボルトも動植物のコレクションを大量に持ち帰っています。

 

5月23日カール・フォン・リンネ

 

きっかけ:

分類してみませんか?

哲学者アリストテレスによると、学問体系は3つに分けられると言っています。

「理論」「実践」「制作」です。

これを動詞に置き換えると、「聞く」「見る」「行う」です。

「言うは易く行うは難し」という諺がありますが、制作しながら覚えたり、理解したりすることは沢山ありますよね?

個人的な見解ですが、「分類する、分ける」も、違いが理解できるから分類することが出来ます。分類は手を動かす「行う」の一つです。

 

同時代の人 参考

 

アデリーペンギンの由来はデュルヴィルの妻アデリー

ジュール・デュモン・デュルヴィルはどんな人?

1790年5月23日~ 1842年5月8日 職業:探検家
出身:フランス

3度の世界周航をし、3度目の航海の際に南極大陸の半島を発見、妻の名前である「アデリー」と名づけ、アデリー海岸と名付けました。今でもそう呼ばれています。アデリーペンギンはこの島で発見されたため、ついたネーミングです。

デゥルヴィル島もあります。オットー・ノルデンショルドが率いるスウェーデンの探検隊が、1902年に島を発見した際にデュルヴィルに因んで命名しました。

 

きっかけ:

「新しい島を発見しました!」名前は何にしますか?

 

First Penguin

ファーストペンギンは、勇気をもって行動する人という意味です。NHK朝ドラ『あさが来た』でも五代友厚のセリフにそんなのがありました。

自然界のペンギンは海に飛び込む際に、上手く海に飛び込めないと岩にぶつかり死んでしまうこともあります。崖の上で波の様子を見て、恐々しているペンギンの群れのなかで一匹が飛び込むことで、他のペンギンも続いて飛び込むため、最初の勇気あるペンギンをファーストペンギンと呼ぶそうです。

ファーストペンギンになれなかった99.99…%のペンギンは、勇気がなかったのか?というとそうでもないですよね?100%のペンギンが、何がいるか分からない海に飛び込んで、ひたすら泳ぎ続けられるのがスゴイです。

 

同時代の人 参考

 

グライダーの開発オットー・リリエンタール

1848年5月23日~1896年8月10日 職業:航空技術者
出身:ドイツ

ドイツの初期の航空工学者で、鳥の羽根による飛行を約20年研究し、パラグライダーを実際につくり実験を重ねました。

世界初の飛行機パイロットであるライト兄弟が目指した空を飛ぶための道をつくった先駆者の一人です。

きっかけ:

紙飛行機をつくって飛ばしてみませんか?

 

同年の1848年生まれの人 参考

 

ノーベル物理学賞を2度受賞したジョン・バーディーン

1908年5月23日~1991年1月30日 職業:物理学者
出身:アメリカ

1956年、半導体の研究とトランジスタ効果の発見
1972年 超伝道現象の理論的解明

上記の理由で、ノーベル物理学賞を2度、受賞しました。

 

ノーベル賞を2度受賞したスゴイ人は、今現在4人います。(3度受賞した人はいません)

  1. ジョン・バーディーン
  2. マリー・キュリー
  3. フレデリック・サンガー
  4. ライナス・カール・ポーリング

 

名前を知っているのは「キュリー夫人」くらいですよね?

物理学賞を2度受賞しているのは、ジョン・バーディーンだけで、日本には何度か来日し、日本とゆかりのある人物です。

 

同年の1908年生まれの人 参考

 

ライアン・クーグラー監督の映画

1986年5月23日  職業:映画監督・脚本家
出身:アメリカ

代表作:

  • 『フルートベール駅で』
  • 『クリード チャンプを継ぐ男』 →『ロッキー』シリーズのスピンオフ作品
  • 『ブラックパンサー』

 

 

5月23日 今日は何の日?365日のきっかけ

世界カメの日

American Tortoise Rescueが2000年に制定しました。

「鶴は千年、亀は万年」と言われ、長寿の象徴として縁起のいい動物ではありますが、亀にも記念日があるんですね!

 

カメで思い出すのは『浦島太郎』です。

「助けたのにカメが浦島太郎にした仕打ちってひどくない?結末から言ったら誘拐だよね?」と家族に話したら、「その話には続きがあるのよ」と言われ驚きました。

玉手箱を開けてしまい、おじいさんになってしまう→ここまでは一緒です。その後、何故かおじいさんからツルに変身(メタモルフォーゼ!)、ここから2パターンあります。

  1. 空に飛んでいき、最後は神様になりました
  2. 文句を言うために竜宮城に引き返し乙姫と再会、2人は愛し合い末永く暮らしました

この話を知って、ツルじゃなくてカメでよくない?と思いましたが、カメだと第2、第3の浦島太郎が来て、同じことが繰り返されてしまう、怖い話になりそうです。

この話の教訓は何でしょう?

 

キスの日

1946年5月23日に、日本で初めてキスシーンが登場する映画である、佐々木康監督の『はたちの青春』が封切りされたことに因みます。

恋文の日/ラブレターの日

5月23日の「523」が「こいぶみ」と読めることと浅田次郎原作の映画『ラブ・レター』の公開初日であったことから、松竹が制定しました。

 

いかがでしたか?

Wikipedia情報による、5月23日が誕生日である有名人や何かの記念日をヒントにして、きっかけをつくりました。

素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見することをセレンディピティ(serendipity)というそうです。サイトをご覧になった方が素敵な偶然に出会えるかは分かりかねますが、行動したら何かが起こるかもしれません。

素敵な一日でありますように!

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