3月20日生まれの皆さま、お誕生日おめでとうございます。
今日はどのように過ごしますか?
お誕生日の方、そうでない方も、ワクワクとした日を過ごしたいですよね?
そんなあなたに小さな小さなきっかけをプレゼントします。
劇作家 ヘンリック・イプセン
1828年3月20日~1906年5月23日 職業:劇作家・詩人・舞台監督
出身:スウェーデン
ノルウェーの劇作家で、近代演劇の創始者と言われています。
代表作:
- 『人形の家』
- 『野鴨』
- 『ヘッダ・ガブラー』
- 『ペール・ギュント』
戯曲『ペール・ギュント』のために作曲されたのが、グリーグの代表作『ペール・ギュント』です。グリーグはイプセンと同じくノルウェー出身です。
動画(上)は原曲のNo.23で、1875年に発表されてから、劇の再演のたびに改訂されました。動画(下)第1組曲(No.46)と第2組曲(No.55)は原曲から4曲ずつ選定され、追加された部分です。
グリーグは作曲依頼があった際に、自分の作風は舞台向きではないと考え、断ろうとしました。しかし報酬がよかったのと、民族的な主題に惹かれて、引き受けることにしました。
1年くらいで完成させますが、その後、何度も改訂しており、報酬は見合っていなかったかもしれません。一度は聴いたことのある名曲ばかりですが、この仕事を引き受けなかったら、生まれることのない曲だったと思います。
イプセンはノルウェーの1000クローネ紙幣、グリーグは500クローネ紙幣の肖像に使われていたことがありました。紙幣の上でも上下関係ですね。
きっかけ:
ボタンつけは得意ですか?
戯曲『ペール・ギュント』の内容
ペールは没落した豪農の息子で、母と共に暮らしてました。かつての恋人イングリが結婚することを知り、結婚式から奪取して逃亡しますが、イングリに飽きたので途中で解放し?途中の村で、町娘と婚礼寸前まで行きますが、逃げ出してしまいます。
今度は、純情な女性ソルヴェイと恋に落ちますが、放浪癖が抜けず、旅にでてしまいます。山師のようなことをやって金を儲けては無一文になったりと、遍歴を繰り返しながら月日が流れ、自分が年をとっていることに気づき、帰郷します。
死を意識しながら故郷に戻る最中に、ボタン職人と出会います。ボタン職人は天国に行くような善人でもなく地獄に行くほどの悪党でもない「普通」の人間をボタンに溶かし込む職人でした。
今ままでしてきたことを考えたら、普通は地獄だと思いますが、ペールは楽観的で、「ボタンになるのは嫌やだ」と思い、今度は普通ではないことを証明しようと、駆けずりまわります。最後は、故郷に残してきた恋人ソルヴェイに会い、ソルヴェイに子守唄を歌ってもらいながら永眠する、というつっこみどころ満載な話です。
ボタンを見ると、誰か入っているかも?とそんなことを考えてしまいます。
日本で最初の洋画家!?高橋由一
1828年3月20日~1894年7月6日 職業:洋画家
出身:日本(千葉県)
2歳頃から絵筆を持って、人の顔を描き、家族を驚かせたというエピソードが残っていますが、幼少の頃から絵を描くのが好きだったようです。
10代の頃に、家に出入りしていた狩野派の絵師に学んだ経験もあります。
藩内の剣術師範を勤める家柄だったため、剣術指南役を継ぐために、剣術修行も忙しく、絵を描くことができなかった時期もありましたが、身体が弱く、剣術には向いていなかったので、絵描きの道に進むことが許してもらいます。
狩野派などの日本画から絵の道に入りますが、洋画の描写に衝撃を覚え、洋画家に転身し、本格的に油彩を学ぶために、横浜に住んでいたイギリス人の画家、チャールズ・ワーグマンなどに習っています。
見たことある!と思うのは、切手のデザインにも使われていた『鮭』ですかね。
- 『鮭』
- 『豆腐』
- 『花魁』
- 『長良川鵜飼図』
幕末から26年日本に滞在 画家 チャールズ・ワーグマン
1832年8月31日~1891年2月8日 職業:画家・漫画家
出身:ロンドン
学生時代はパリで絵を学び、新聞記者兼挿絵画家として取材のために、中国、日本(長崎)の順に訪れ、1861年に江戸にも来ています。
イギリス公使館として使われていた港区高輪にある寺、東禅寺にて襲撃を受け、縁の下に隠れながらスケッチと記事を書き、それを本国の新聞社に送っています。
その後、外国人居地で暮らす外国人のために、『ジャパン・パンチ』を創刊し、自分が描いたイラスト(風刺画)や記事を掲載しました。
来日してから、2年後に日本人女性と結婚し、同年に長男が誕生します。
大政奉還が1867年、その6年前の幕末の混乱期に来日して、26年間も滞在していました。その間の22年間『ジャパン・パンチ』を発行し続け、1887年にイギリスに帰国し、再来日したのは4年後、病に倒れ、横浜外国人墓地に埋葬されました。
子孫は、第二次世界大戦後に途絶えています。
安野光雅の絵本
1926年3月20日~2020年12月24日 職業:画家・装幀家・絵本作家
出身:日本(島根県)
代表作:
- 『ふしぎなえ』
- 『あいうえおの本』
- 『ABCの本』
- 『旅の絵本』シリーズ
- 『天動説の絵本』
- 『おおきなもののすきなおうさま』
島根県津和野町で旅館を営む家に生まれました。高校を卒業後、鉱山に就職しますが、第二次世界大戦で召集され、戦後、小学校の教員を務め、美術教師として上京し、三鷹市や武蔵野市の小学校で先生をしていました。
その傍らに出版社の本の装丁やイラストを手掛けていました。35歳のときに、教師を辞め、イラストレーターとして独立し、42歳のときに絵本『ふしぎなえ』で、絵本作家としてデビューしました。
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『ふしぎなえ』はフランスを旅した際に見た、エッシャーの絵からの着想です。
http://www.town.tsuwano.lg.jp/anbi/anbi.html
ウィリアム・ハート出演の映画作品
1950年3月20日 職業:俳優
出身:アメリカ
代表作:
- 『ドクター』
- 『最高の人生をあなたと』
- 『イエロー・ハンカチーフ』
- 『ブロードキャスト・ニュース』
- 『愛は静けさの中に』
個性派俳優!竹中直人監督の映画代表作
1956年3月20日
職業:俳優・声優・タレント・コメディアン・映画監督・歌手
出身:日本(神奈川県)
代表作:
- 『無能の人』
- 『東京日和』
- 『山形スクリーム』
出演された映画、テレビドラマはとても多いので、Wikipediaでご確認ください。
きっかけ:
あなたの特徴は何ですか?
スパイク・リー監督の映画作品
1957年3月20日 職業:映画監督・プロデューサー・作家・俳優
出身:アメリカ
代表作:
- 『ドゥ・ザ・ライト・シング』
- 『マルコムX』
- 『25時』
- 『セントアンナの奇跡』
- 『インサイド・マン』
ホリー・ハンター出演の映画作品
1958年3月20日 職業: 俳優
出身:アメリカ
代表作:
- 『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』
- 『ビッグホワイト』
- 『ブロードキャスト・ニュース』
- 『ピアノ・レッスン』
3月20日 今日は何の日?365日のきっかけ
電卓の日
1974年3月20日、電卓の生産量が世界一になったことに由来します。日本事務機械工業会(現:JBMIA)が制定しました。
LPレコードの日
1951年3月20日、日本コロムビアから日本で初めてLPレコードが発売されたことに由来します。
いかがでしたか?
Wikipedia情報による、3月20日が誕生日である有名人や何かの記念日をヒントにして、きっかけをつくりました。
素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見することをセレンディピティ(serendipity)というそうです。サイトをご覧になった方が素敵な偶然に出会えるかは分かりかねますが、行動したら何かが起こるかもしれません。
素敵な一日でありますように!