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2月28日生まれの有名人と今日は何の日?*365日きっかけ誕生日プレゼント*

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2月28日カール・ヒルティ

2月28日生まれの皆さま、お誕生日おめでとうございます。

今日はどのように過ごしますか?

お誕生日の方、そうでない方も、ワクワクとした日を過ごしたいですよね?

そんなあなたに小さな小さなきっかけをプレゼントします。

 

 エッセイの先駆者 ミシェル・ド・モンテーニュ

日本語で随筆という意味のエッセイは、筆者の経験から得た知識に対する考察、感想をまとめた散文です。これが新聞に掲載されるとコラムと呼ばれるのが不思議です。

エッセイの先駆者と言われているのが、フランスの哲学者モンテーニュの『エセー』です。モンテーニュの誕生日に因み、2月27日の本日がエッセイ記念日と制定されています。

日本の三大随筆は、清少納言の『枕草子』、鴨長明『方丈記』、吉田兼好『徒然草』と言われていますが、そのなかで最も古いのは、平安時代に書かれた清少納言の『枕草子』でしょうか。平安時代996年頃、モンテーニュが生まれる500年以上前なので、現代につくられている記念日は、誰がお初なのか?というのはあまり関係がないようです。

 

ミシェル・ド・モンテーニュはどんな人?

1533年2月28日~1592年9月13日
職業:哲学者・モラリスト・懐疑論者・人文主義者
出身:フランス

曾祖父は、南フランスで豪商として財を成し遂げた成金貴族で、父親は政治に関心がありボルドーの市長を務めたことがある人物で、モンテーニュは幼少期から家庭で英才教育を受けます。

法学を学び法官になりますが、ボルドーの法務省に勤めていたときに、人文主義者エティエンヌ・ド・ラ・ボエシと出会い、影響を受けました。

 

32歳で結婚し、6人の娘に恵まれますが、5人は早くに亡くなり成人したのはそのうちの1人でした。父親が亡くなり、相続でモンテーニュ城を相続したため、37歳で法官の仕事を辞職し故郷に戻り、38歳から自宅にこもり隠居生活が始まります。

自由な身分ではありましたが、精神不安定になることを感じたモンテーニュは、自らを観察し文章を書くことにしました。それが『エセー』で、亡くなる59歳までおよそ20年、書き続けました。

 

モンテーニュの言葉でこんなものがあります。

Whatever can be done another day can be done today.
いつかできることはすべて、今日でもできる。

 

エッセイは本当は人の見せたくないような日記みたいなものなんですね。もしモンテーニュが働きながら、文章を書いていたら、違ったものを書いたかもしれません。『不思議の国のアリス』のような話を書いたかもしれませんよね?

 

きっかけ:

日記を読み返したことはありますか?

 

『不思議の国のアリス』の挿絵画家 ジョン・テニエル

1820年2月28日~1914年2月25日 職業:イラストレーター
出身:イギリス

『不思議の国のアリス』は発売以降、古今東西のイラストレーターが挿絵を手掛けていますが、最初に思い浮かぶのはジョン・デニエルが描いたアリスではないでしょうか。

デニエルは独学で絵を身につけ、50年にわたり風刺漫画雑誌『パンチ』で風刺漫画を手掛けています。『不思議の国のアリス』以外は、イソップ童話の挿絵なども手掛けており、作者のルイス・キャロルよりも断然、デニエルの方がよく知られており、売れっ子でした。

イソップ物語の挿絵を先にしているので、アリスのイラストはイソップ物語が土台になっていると言えそうです。

Wikipediaにちょっと気になることが書いてありました。

20歳のときにフェンシングの教官だった父親と対戦して、右目を失明する。

片目だけだと、遠近感がとれないと思うので、描き込みの細かい絵を描くのは、相当きつかったのではないかと思われます。20歳というと、イラストレータ―として活躍をはじめた初期の頃だと考えられるので、片目だけでも全く問題なかったのでしょうか。

73歳 長年の業績によりナイトの称号を叙されています。93歳で亡くなりました。

 

カール・ヒルティの幸福論

1833年2月28日~1909年10月12日 職業:法学者:文筆家
出身:スイス

代表作:

  • 『幸福論』
  • 『眠られぬ夜のために』

ヒルティの『幸福論』は、生活やビジネスバイブルとして、100年以上読まれているベストセラーです。

日本では長時間労働や過労死が社会問題になっています。その一方で、長時間労働に加え、休日出勤、休みなく働き、かなり大変な状態でも何故か楽しそう、仕事そのものが楽しくて仕方ないという人がいます。そういう人にとって、仕事は苦か喜びか?と言ったら、おそらく後者だと思われます。

定年をなくして、働きたいたい人はずっと働けるようにするという働き改革も同じです。お金のために働かなければならない人もいる一方で、働くのが好きで好きで、身体を動かすために自分にために働くという人もいます。

個人の体力と考え方の差異は絶対にありますが、その両者の違いって何でしょうね。職場の人間関係や環境、通勤時間も少なからず影響していて、個人の努力だけでは働きやすさは作れないです。

ヒルティは『幸福論』のなかで、「働くこと自体が幸福」「仕事の種類ではなく、創造と成功が喜びである」と述べています。どんな仕事にも創造性はあるけれど、それを求められていない職場が多いのが現状だと思います。

 

ヒルティは大学で法律を学び、22歳で弁護士になります。

40歳で大学教授になり講義を担当し、57歳で区の代議士になり、77歳で亡くなるまで議員として勤めました。

 

2月28日 カール・ヒルティ

 

きっかけ:

働くことは好きですか?

 

度胆を抜かれるフランク・ゲーリーの建築

1929年2月28日 職業:建築家
出身:カナダ

代表建築:

  • ビルバオ・グッゲンハイム美術館
  • ウォルト・ディズニー・コンサートホール
  • ワイズマン美術館
  • オンタリオ美術館
  • シドニー工科大学内のUTSビジネススクール
  • シアトルのEMP博物館

フランク・ゲーリーという建築家を知らない方も多いと思います。設計した建物を見たら、これでいいの?という気分にさせる、真っ直ぐな面がほぼなく、歪んでいて今にも崩れ落ちそうです。

 

 

TEDのスピーチで、幼少の頃は科学者になりたくて、両親から買ってもらった科学キットで「水」を作ろうとして爆発させたというとんでもないことを話しています。

上記のエピソードも象徴していますが、子どもの頃から、創造的なことが好きで、音楽や絵画が好きだったようです。10代の頃は、金物店を運営していた祖父の手伝いをした経験から、鉄板や合板などの工業素材を目にする機会があり、手作りの祖父母の家の台所は、幼少の頃のクランク・ゲーリーにとっては、「小さな町」でそれが、創作の原点と言っても過言ではないようです。

高校を卒業後、トラック運転手や親戚の事業を手伝いながら、夜間の学校で、美術と建築を学び、大学で美術史と陶芸を学びました。

フィンランドの建築家、アルヴァ・アールトの講演会を聞いて、建築家を目指すきっかけだったようです。大学で建築学の博士号を取得し、建築事務所で働き独立しました。

 

2月28日 今日は何の日?365日のきっかけ

ビスケットの日

江戸時代、13代将軍徳川家定の時代のことです。

それまでは長崎周辺で外国人向けに作られていました、水戸藩では「保存のきく食糧」を調べていたときに、 柴田方庵が長崎留学中にオランダ人から学んだビスケットの作り方(「パン・ビスコイト製法書」)を手紙にし、 水戸藩に宛てて送ったのが1855年2月28日です。 方庵さんはマメな人で、日記にも書いていました。

ビスケットの語原がラテン語で「二度焼かれた物」という意味の「ビス・コクトゥス(bis coctus)」であることから、2(に)(ど) 8(や)(く)で、二度焼くという語呂合わせの意味もあるので、全国ビスケット協会が1980年に2月28日を「ビスケットの日」に制定しました。

 

織部の日

1599年2月28日、古田織部が、後に織部焼と呼ばれることになる自分で焼いた茶器を用いて茶会を開いたことに由来します。岐阜県土岐市が1988年に制定しました。

 

いかがでしたか?

Wikipedia情報による、2月28日が誕生日である有名人や何かの記念日をヒントにして、きっかけをつくりました。

素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見することをセレンディピティ(serendipity)というそうです。サイトをご覧になった方が素敵な偶然に出会えるかは分かりかねますが、行動したら何かが起こるかもしれません。

素敵な一日でありますように!

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