8月15日生まれの皆さま、お誕生日おめでとうございます。
今日はどのように過ごしますか?
お誕生日の方、そうでない方も、ワクワクとした日を過ごしたいですよね?
そんなあなたに小さな小さなきっかけをプレゼントします。
ナポレオンは魚よりも肉派だけど、ナポレオンフィッシュという魚がいる
ナポレオン・ボナパルトはどんな人?
1769年8月15日~1821年5月5日 職業:政治家・軍人
革命期の軍人、政治家であり、ナポレオン1世として、フランス帝国の皇帝にも即位した人物として知られています。
映画、演劇、音楽、コミック、書籍、ゲーム、ボードゲーム、ナポレオンを扱った作品は幅広いです。
200年以上前の人物なのに、知られているエピソードが多いです。Wikipediaに掲載されていた情報で、面白い!と思ったものを3つ紹介します。
鶏肉が好きで、若鶏のマレンゴ風が好物
ミラノ近郊にあるマレンゴという町で起きたマレンゴの戦いが由来します。
ナポレオンがオーストリア軍に勝った戦いの晩に遠征についてきていた料理人がその場にあった食材をかき集めて創作した料理と言われています。
トマト、ニンニク入り若鶏の白ワイン煮込み、海老やザリガニが入り、クルトンと目玉焼きが添えられた料理です。
全く関係のない話ですが、ナポレオンフィッシュと呼ばれる魚がいます。正式名は「メガネモチノウオ」、呼びかたは地域で異なるようで、沖縄ではヒロサ―と呼ばれています。スズキ科ベラ目の大型海水魚で様々な料理に合うそうですが…絶滅危惧種です。
名前の由来は、おでこのコブがナポレオンの帽子のようだ…ということからつけられているようですが、どうですか?ナポレオンフィッシュで検索してみてください。
読書が好き
ですが、飽きっぽい性格で読了することは出来ず、妻のジョゼフィーヌに、読んでもらうのが日課で、1日に3時間しか睡眠をとらないショートスリーパーでした。
極度のストレスで寝られなかったのかもしれません。夜に酒や油っぽい食事をとり、日中に寝ていたそうです。寝つきが悪くなる習慣なので、本当のショートスリーパー?かは微妙です。
ゲーテの『若きウェルテルの悩み』だけは、生涯に7回、自分で読んだというエピソードがありましたが、7回という数字まで分かっているのが、面白いですね。
クレープ占いに凝っていた!
簡単に言うと、フライパンでクレープの生地をきれいにひっくり返せたら、うまくいくという自己暗示です。
日本で言うクレープは、クリームやバナナ、イチゴなどのフルーツを焼き上げた生地に包みソフトクリームのような形状をイメージしますが、フランスでは、包むというよりも丸い部分を中に折りこんだ四角形の生地の上に具材をのせます。
甘い系のクレープか、甘くない食事的なクレープ(サレ)の2種類あります。お店によって、クレープではなくガレットと呼ぶ場合もあります。生地はそば粉を使ったものもあります。
クレープ占いは、クレープを焼く際に左手にコインを握り、右手でフライパンを持ち、上手にクレープをひっくり返すことが出来れば、次のシャンドルール※の日まで幸運に恵まれると言われています。
※シャンドルールは、クリスマスから40日目の2月2日で、「その日にクレープを食べないとその年の小麦がダメになる」という、言い伝えからクレープを食べる伝統行事で、日本で言う新嘗祭と節分を混ぜた感じだと思います。
きっかけ:
2月2日ではないですが、フライパン占いに挑戦してみませんか?
イーディス・ネズビットの手法が後の作家に影響を与えた
1858年8月15日~1924年5月4日 職業:小説家・詩人
ネズビットの名前は馴染みがない人も多いと思いますが、「現代的な児童文学作家」、児童向け冒険小説の第一人者と呼ばれることが多いです。
作品と特徴として、現代の生活と魔法や冒険の要素を組み合わせるという手法は、後の作家に大きな影響を与えています。
『ナルニア国物語』のC・Sルイスや『ハリー・ポッター』のJ・Kローリングは、よく聞く作家ですが、それより以前に活躍していた作家の影響なくして、作品が生まれたわけではないということですね。
きっかけ:
日常を拡張して非日常にしてみませんか?
物語は現実世界とかけ離れているようで、必ず入口があります。
『ナルニア国物語』の洋服ダンスだったり、『ハリーポッター』のキング・クロス駅のホーム(9と3/4番線)だったりします。
ポール・ランドのデザイン思考はクリエイターにぴったりな授業
1914年8月15日~1996年11月26日 職業:グラフィックデザイナー
現代のデザインに大きな影響を与えたデザイナーの一人です。
幼い頃からデザインに関心を持ち、父の経営する食料品店や学校のイベントのために看板を描いていました。ですが、家族は芸術を生業することに懐疑的だったため、デザインは独学で、雑誌に掲載されていた作品から学んだそうです。
はじめは新聞や雑誌にストックイメージを提供する会社のパート勤務、仕事の合間を使って、作品を制作しポートフォリオを大量に作成したそうです。
また、ユダヤ系と分かる本名を変え、単にペンネームというよりもペルソナとして、名前を重要視しポール・ランドとしました。
同時代のデザイナーは彼についてこう語っています。
ランドはほとんど彼ひとりの力でデザインが効果的な道具であるということをビジネス界に納得させてしまった。
1950年代から1960年代にかけてデザインをしていた者は、ランドに大きく助けられた。彼はそれが仕事になりうる状況を作ってくれたのだ。
彼は誰よりもデザインという職能の地位を向上させることに貢献した。我々は彼のおかげで商業芸術家ではなくてグラフィック・デザイナーになることができたのだ。
それまではグラフィックデザイナーという職業がなかったまたは定着していなかったということが伺えます。日本ではクリエイティブ業の待遇が非常に低い、例えばアニメーターなどがそうです。
それを考えると欧米では、クリエイターの地位が高いように見受けられますが、クリエイター自身がその地位を向上させたということなんですね。
デザイナーとしての仕事の多くは、コーポレートアイデンティティ(企業のロゴ)制作で、IBMロゴ、I(eye)B(bee)M、IとBが絵文字になっているロゴを見たことがある人もいると思います。
これは日本で言う判事絵という手法で、「I love NY」をデザインしたミルトン・グレイザーなどにも影響しています。
https://www.pinterest.jp/morichi123/paul-rand/
ポール・ランドのコーポレートアイデンティティについて、当時のデザイナーはこう言っています。
単なるアイデンティティではなく、企業全体の意識と一般への受容に深く浸透した基本的なデザインの哲学となった。
引用はWikipediaより
きっかけ:
対価を意識してみませんか?
目に見えるものだけが対価とは限りません。
映画美術監督 村木与四郎の映画デザイン
1924年8月15日〜2009年10月26日 職業:映画美術監督
千葉大学工学部建築科を卒業し、東宝撮影所の美術助手として入社、黒沢明監督の作品の舞台美術をした人物として知られています。
きっかけ:
異分野の人とチームになって何かを作ってみませんか?
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の映画
1963年8月15日 職業:映画監督・脚本家
代表作:
- 『アモーレス・ペロス』
- 『バベル』
- 『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』
- 『レヴェナント: 蘇えりし者』
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のあらすじ
主人公リーガンは役者で映画シリーズ4作目を断って20年、世界中で愛されているスーパーヒーロー「バードマン」役でスターになったリーガンは、その後のヒット作に恵まれず、私生活でも結婚に失敗し、失意の日々を送っていた。
再起を決意したリーガンは、レイモンド・カーヴァーの「愛について語るときに我々の語ること」を自ら脚色し、演出と主演も兼ねてブロードウェイの舞台に立とうとしていた。
ところが大ケガをした共演者の代役として現れた実力派俳優のマイクに脅かされ、アシスタントに付けた娘のサムとは溝が深まるばかり。
しかも決別したはずの“バードマン”が現れ、彼を責め立てる。果たしてリーガンは、再び成功を手にし、家族との絆を取り戻すことができるのか?
きっかけ:
今の自分は好きですか?
8月15日 今日は何の日?365日のきっかけ
終戦の日
月遅れ盆(旧盆
8月15日は月遅れ盆(旧盆)です。お盆休みで帰省されていたり、国内外に旅行という方も多いです。夏を満喫しましょう。
刺身の日
刺身の日でもあります。
室町時代後期の書記官だった中原康冨の日記に「鯛なら鯛と分かるように、その魚のひれを刺しておくので刺身、つまり“さしみなます”」という記述があり、刺身と言う言葉が文献に最初に登場したのが1448年の8月15日だったことが由来します。
いかがでしたか?
Wikipedia情報による、本日誕生日である有名人や何かの記念日をヒントにして、きっかけをつくりました。
素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見することをセレンディピティ(serendipity)というそうです。サイトをご覧になった方が素敵な偶然に出会えるかは分かりかねますが、行動したら何かが起こるかもしれません。
素敵な一日でありますように!