10月2日生まれの皆さま、お誕生日おめでとうございます。
今日はどのように過ごしますか?
お誕生日の方、そうでない方も、ワクワクとした日を過ごしたいですよね?
そんなあなたに小さな小さなきっかけをプレゼントします。
マハトマ・ガンディー
1869年10月2日~1948年1月30日 職業:弁護士・政治指導者
出身:インド
Mr.ウォークマン黒木靖夫のデザインとブランドの育て方
近年、世界規模でラジオカセットブームです。池袋のパルコミュージアムや渋谷SEIBUで「大ラジカセ展」が開催されました。ラジカセを使ったことがない世代がその魅力にはまっているそうです。
NHKのニュースでソニーのウォークマンやaiwaのカセットプレイヤーの中古でも需要があることを知った家族が、壊れて使えなくなったラジカセをヤフオクにだしたところ、売れと言って喜んでいました。修理してくれる人、そして使ってくれる人がいたら何よりです。
黒木靖夫さんはどんな人?
1932年10月2日〜2007年7月12日 職業:工業デザイナー
出身:日本(宮崎県)
ウォークマンの生みの親、「Mr.ウォークマン」と呼ばれていました。
千葉大学工学部卒業後、そごうデパート宣伝部に入社しました。3年後、新聞でソニーの求人広告を見て転職します。「SONY」のロゴマークをデザイン、同社の主力業務用モニターであった「プロフィール」プロジェクトリーダー、つくば万博にて「ジャンボトロン」担当、ソニーウォークマン開発プロジェクトのリーダーを務めました。
ウォークマン開発の功績を買われ、ソニー取締役に就任し、3年で依願退職し独立しています。
黒木さんの本は中古であれば入手可能です。こちらのサイトに黒木靖夫さんの話が載っています。そのなかの一部です。
技術者の人たちが自分たちの殻から出てこないから、仕方なくデザイナーたちに技術を学ばせて、こちらから押しかけている。けれど、それが理想解ではない。デザインの領域にどんどん踏み込んできてくれる技術者が沢山現れることを本当は望んでいる。
この話で思いついたのは、柔らかい風の扇風機や1万円以上するトースターで話題になったバルミューダの創業者 寺尾玄さんです。寺尾さんがもの作りに進んだのは2001年のことです。
バルミューダのサイトにこんなことが書いてありました。偶然ですが、ウォークマンの文字がありました。旅先に唯一持って行った最良の道具だったということですね。
1990年高校を中退し、わずかな着替えと本と筆記具、ウォークマンを入れた鞄ひとつで地中海沿岸を一年間放浪する旅に出た寺尾は、スペインの大地をバスや徒歩で移動しながら、「豊かさとは何か」を自問自答します。「最小限ですませるには最良の道具が必要である」と学んだのもこの時のことでした。
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今、スマホやタブレットで音楽も映画も見られる時代になり、それこそ最小限で最良の道具がある時代に、アナログな道具に人気が集まっている理由は、デジタル疲れや、ミニマムにない質感や体感にときめきを覚えるからでしょうか。
確かに、カセットテープのサイズ感や、見た目、カチャっとセットするアナログ感はYoutubeでは味わえない魅力があります。
きっかけ:
ラジカセで、家にあるカセットテープを聴いてみませんか?
アニー・リーボヴィッツが写真でやりたかったこと
1949年10月2日 職業:写真家
出身:アメリカ
24歳のときにローリング・ストーン誌のチーフ・カメラマンとなり、数々のアーティスト、タレントの写真を手掛けてきました。
父親が米空軍に勤務していたこともあり、10代の頃に日本を訪れた際に、初めて自分のカメラを購入し、購入したばかりのカメラを持って、富士山の山頂まで登った経験があるそうです。
2016年に「アニー・リーボヴィッツ展 WOMEN:New Portraits」が開催されました。そのときの様子がかかれた記事の一部です。
芸術の世界で長らく「肖像画」といえば、政治や社会を中心的に動かす、権力を握った男性を描くものだった。
もちろん妻や娘たちの肖像画はあるが、それらは時代の主役として描かれるものではなかった。あるいはリーボヴィッツが好んで構図に援用する「歴史画」も、大半は英雄たちが戦う戦場や、戴冠式の儀礼的風景など男性によって牛耳られた空間が主題になっていた。
きっかけ:
セルフポートレートを撮ってみませんか?
※セルフポートレート…自分で自分を撮る、自撮りです。
シンガーソングライター スティングのスランプ脱出劇
スティングはどんな人?
1951年10月2日 職業:シンガーソングライター
出身:イングランド
ロックバンド「ポリス」のベーシスト兼ボーカル、グループ解散後はシンガーソングライターとして活躍されています。
TEDスピーチ スティング「再び曲を作り始められたわけ」は、スランプに陥ったスティングの経験談ですが、作曲や作詞だけでなく、創作にかかわるすべての仕事に言えることで、ヒントになります。
生まれ育った地域は、造船所のある岸辺の小さな町でした。住むにしても働くにしても、危険で健康や安全が脅かされる環境でしたが、造船所で働く人々は仕事に誇りをもっていました。実家は牛乳屋を営んでいますが、祖父は造船工で、町にはそれ以外の仕事がほぼないため、自分の意思に関係なく運命になってしまうことから、抜け出したいという気持ちが強かったそうです。
8歳のときに古いギターを譲ってもらい、シンガーソングライターになることを夢みるようになります。有名になったら、町に2度戻ることはないだろうと思ったそうです。
夢が叶い、想像していた通りの生活が出来るようになったのに、スランプに陥りました。それまでも創作する際に時間がかかることや、何も思浮かばないことはあっても、短い期間ですぐに脱出できていたのに、そのときのスランプは長く続きました。
何も浮かばないまま、数か月、数年が経ち、次第に「神様に見捨てられるほどの悪いことをしたのか?それで力を奪われたのか?」それとも「精神に問題があるのかもしれない」と考えるようになります。
そのときにふと過去の作品をみて、いいなと思えるものは、自分のことをかいた作品はなく、他の誰かについてかいたものだったと気づきます。
その人の身になって考え、その人の視点で考え、世界を見ることで何かできることはないか?人のことを見ると自分も見えてくると、再び、造船所がある故郷に戻った瞬間、アイデアが湧いてきたそうです。
きっかけ:
誰かの声を代わりに届けてみませんか?
10月2日 今日は何の日?365日のきっかけ
国際非暴力デー
2007年6月の国連総会で制定した国際デーです。インド独立運動の指導者で、非暴力を説いたマハトマ・ガンディーの生まれた日でもあります。
豆腐の日
語呂合わせで、10(とう)2(ふ)の豆腐の日です。日本豆腐協会が1993年に制定にしました。
豆腐そのものは、平安時代くらいからあったようです。
豆腐は切ってだすけで一品になる、調理もしやすい、凍らせると高野豆腐になる、豆腐を作る過程で豆乳ができる、豆乳を絞るとおからになる、豆腐を揚げると油揚げやがんもどきになる、七変化食材です。
今は豆乳飲料が多数あり、日常的に飲んでいる人も多いですが、江戸時代やそれ以前に、豆乳を飲んでいるイメージが全くないです。もったいない精神は今よりも強かったと思いますが、料理に使ったのかな…など想像しています。
大豆粉、おから粉、高野豆腐粉、もとを辿ると大豆なのに、どういう違いがあるのか気になっています。豆腐マイスターという資格があるそうです。
https://www.kyounoryouri.jp/search/recipe?keyword=%E8%B1%86%E8%85%90
お酢を卵殻に漬け、にがりの代わりに使うという方法で自宅で豆腐をつくる動画が興味深かったので、お時間のある方は是非。
東武の日
語呂合せ10(とう)2(ぶ)、東武での日でもあります。東武鉄道が2005年に制定しました。
いかがでしたか?
Wikipedia情報による、10月2日が誕生日である有名人や何かの記念日をヒントにして、きっかけをつくりました。
素敵な偶然に出会ったり、予想外のものを発見することをセレンディピティ(serendipity)というそうです。サイトをご覧になった方が素敵な偶然に出会えるかは分かりかねますが、行動したら何かが起こるかもしれません。
素敵な一日でありますように!